☆ 場数をふんで、慣れることも大事
緊張して話せなくなるのは、緊張が過剰になるからです。
場数をふんで、慣れることも大事です。
場数がすべてではありませんが、人前で話す機会を多く持つのです。
人数の少ないところから始めて、慣れていきましょう。
☆ スピーチや面接を前にドキドキしたら、この呼吸
スピーチや面接を前にドキドキしたら、この腹式呼吸をしましょう。
吐く時間を長くすると、副交感神経が刺激され、気持ちが落ち着いていきます。
① お腹をへこませながら、口から少しずつ息を吐く。
② お腹をふくらませて、鼻から息を吸う。
③ 吸ったときの倍の時間をかけて、口から少しずつ息を吐く。
④ これをくり返すと、気持ちが落ち着いていく。
吐くときは、口からでも鼻からでもよい。
吸うときは、鼻からのほうがたくさん吸えるから、鼻から吸う。
この呼吸で、寝つきもよくなる
寝る前にこの腹式呼吸をすると、寝つきもよくなります。
ふとんの中でこの呼吸をし、副交感神経を優位にして眠りにつくのが、おすすめです。
☆ 改まった話し方でスピーチするから。緊張する
人前の話が下手な人は、改まった話し方で話します。
ふだんとは違うので、緊張します。
慣れていないことをするから、うまくいきません。。
(1)ふだんの言葉で話しましょう。
くだけた言葉や話し方はいけませんが、ふだんの言葉で話すと、スピーチがラクになります。
(2)大勢の前でも、1対1で話しているつもりで話しましょう。
大勢に話すのではなく、1人に話すのです。
相手が1人なら、ふだんの話し方ができます。
そのほうが、いいスピーチができます。
☆ 笑顔でスピーチすると、あがりを抑えられる
頬骨の少し下に、脳波を変えるツボがあります。
笑顔をつくると、そのツボを刺激し、脳波がリラックス状態のアルファ波に変わります。
つくり笑顔でも、効果は同じです。
本当の笑顔と同じように、リラックス効果が生まれます。
スピーチするときに、笑顔で話してみましょう。
笑顔をつくるだけで、あがりを抑えられます。
☆ スピーチするとき、一点をじっと見ると、緊張する
ボールペンなどを持って、ペン先をじっと見てください。
呼吸を止めていませんか?
一点を見つめると、呼吸が止まり、体が固くなります。
逆に、ペン先をぼんやり見ると、呼吸ができるようになります。
視野を広げるとリラックスするのです。
スピーチするときも、台本の文字や床の一点をじっと見ると、緊張します。
視野を狭くしすぎないことが、大切です。
☆ あがりをなくすための気持ちの持ち方
・ 人に見られるのは、恥ずかしいことではありません。
・ あなたが考えているほど、他人はあなたに関心を持っていません。
・ どのくらいあがっているかは、聞き手にはわかりません。
・ 完全主義にならないで、80点なら合格にしましょう。
・ ときには「ダメでもともと」「失敗したっていいや」などの開き直りも必要。
☆ 緊張ではなく、内容を伝えることに意識を集中しよう
あがり症の人は、話す内容よりも、緊張に意識を集中します。
ドキドキする、足がガクガク、声が震える、真っ白になりそう。
こんなことばかり考えています。
大切なのは、緊張ではなく、内容を伝えることに意識を集中することです。
☆ 緊張感があるから、いいスピーチができる
スピーチが上手な人は、あがっていないように見えます。
しかし、適度に緊張しています。
緊張感があるから、いいスピーチができるのです。
適度な緊張は、力を発揮するためのエネルギーです。
「気合が入っている」という最高の状態です。
「緊張感がなくなったから」と、現役を引退した選手もいます。
緊張感がないのは、燃えていないということです。
☆ 吸うときに緊張し、吐くときにリラックス
息を吸うときに、緊張します。
驚いたときは、「ハッ」と息を吸い込みます。
「ハッ」と息を吐いて驚く人は、見たことがありません。
ホッとするときは、「フーーー」と息を吐きます。
「フーーー」と息を吸いながら、ホッとする人はいません。
息を吸うときに緊張し、吐くときにリラックスするのです。
リラックスしたいときは、長く息を吐きましょう。
☆ 根本的にあがりをなくすには
あがりには、いろいろな対処法があります。
根本的に、あがりをなくしていくには、次の3つが重要です。
(生徒さんの声の 「あがり症で、人前で話すのが苦手」 をご覧ください)