☆ 口角を上げると、こんな いいことが!
(1)声の通りのいい、明るい、感じのいい声になる。
(2)表情がよくなり、いい顔になる。
(3)かつぜつがよくなる。
(4)あがりにくくなる。
(5)脳が活性化する。
口角を上げると、いいことがたくさんあります。
ただ、口角を上げながら話すのは、なかなか難しいです。
すぐにできる人は、少ない。
録音や録画でチェックして、練習が必要です。
☆ どんな表情で、話していますか?
表情をビデオで、チェックしよう
「気持ち」 が表情に出るのですが、表情筋がおとろえていると、①のように表情がとぼしくなります。
まず、②と③の表情をつくれるようにしましょう。
顔は遺伝ですが、表情は努力次第です。
表情がよくなると、声もよくなる
表情がよくなると、声も、感じのいい声になります。
表情と声が、同時によくなるから、その人の印象がまったく変わります。
自分の表情は、自分で見ることができません。
教室では、ビデオに録画して、話し方や表情のチェックをしています。
前の録画と比較すると、上達もわかります。(ビデオは、ご希望の方のみ)
☆ 口角を上げるトレーニング方法
口角が少し上がるだけで、顔の印象がよくなります。
同時に、声の印象もよくなります。
そこで、口角を上げるトレーニング方法です。
方法 ① 「うい、うい、うい ・・・」
「う」は、ぎゅっと口をすぼめる。
「い」は、口角を思いっきり引き上げる。
くり返し言うと、表情筋が鍛えられます。
方法 ② 「ラッキー、ハッピー、ウイスキー ・・・」
母音「い」で終わる言葉をくり返します。
口角が上がり、口角を上げて話す感覚もわかります。
☆ スピーチの前に、笑顔になろう
合唱では、指揮者が面白いことを言うと、合唱団のみんなが笑います。
すると、口角が上がって、歌がイキイキします。
スピーチも本番前に、笑顔になると、話し方がイキイキします。
(1)そばにいる人と楽しい話をして、笑顔になろう。
(2)面白いことを考えて、笑顔になろう。
☆ 会話で、相手の目を見るのが苦手な人は
会話で、相手の目を見て話すことが、苦手な人は多いです。
相手の目を見るのが苦手な人は
相手の目のまわりをぼんやり見ましょう。
目と目の間を「ふわっ」と見るのです。
これは、一つの絵を眺める感じです。
相手の目を見るときの、緊張が少なくなり、柔らかな視線を送ることができます。
目のまわりをぼんやり見て、ここというところでは、黒目を見ます。
☆ 適当に視線を外して、うまく強弱をつけよう
人と話すときは、「相手の目を見て話す」がマナーです。
しかし、じっと目を見続けると、相手に圧迫感を与えます。
自分も緊張することがあります。
適当に視線を外して、うまく強弱をつけましょう。
視線の外し方
視線を外すとき、次のような印象を与えることがあるので、注意が必要です。
横に外す 他に意識がいっている。拒否している。
上に外す 「困ったな」という表情。バカにしている表情。
下に外す 自然な視線の外し方。斜め下でもいい。
☆ 会話で、ここぞというときは、相手の目を
ふだんのおしゃべりなら、それほどアイコンタクトを気にしなくてもいいです。
しかし、説得する場面など、ここぞというときは、しっかりと目を合わせましょう。
信頼できる人かどうかの大きな判断材料になるのが、アイコンタクトです。
・ 自分の考えを伝えたいとき
・ 忘れてほしくないとき
・ 相手が、こちらの目を見ようとしているとき
こんなとき、しっかり相手の目を見ましょう。
力強いアイコンタクトは、相手に信頼感を与えることができます。
目を見るのが苦手なら
目を見るのが苦手なら、相手のまつげを見ましょう。
まつげを見ても、力強い視線になります。
☆ 会話やスピーチで、相手に視線をまっすぐに送る
(会話)
相手に誠意をあらわすときは、相手に正対して、視線をまっすぐに送ること。
✕ 首だけ向ける
✕ 上目使い、上から見下ろす、横目など、目だけ向ける
(スピーチ)
聞き手の一人ひとりと目を合わせるだけでなく、体ごとその人に向きます。
その人は、自分に話していると思います。
聞き手の一人に正対すると、インパクトがまったく違います。
☆ スピーチで、視線の配り方がわからなければ
スピーチで、視線の配り方がわからなければ、「ワンセンテンス・ワンパーソン」から始めてください。
一人を見て一つの文を話し、別の人を見て次の文を話します。
これが、基本になる「ワンセンテンス・ワンパーソン」です。
基本は大事ですが、ずっとこれですると、機械のようになって不自然です。
慣れてきたら、適当に変化をつけましょう。
1人の聞き手を見る時間 3~5秒が目安
短すぎると、語りかけている感じがしない
長すぎると、お互いがつらくなる
☆ スピーチやプレゼンで、視線を外すところ
スピーチやプレゼンは、聞き手の一人ひとりと目を合わせることが大事です。
しかし、ずっと一人ひとりと目を合わせるわけではありません。
視線を外すところもあります。
しっかり視線を合わせるところ
・ 大事な部分
・ センテンスの最初と最後
とくに、センテンスの終わり「。」のところで見るのが大事です。
そこで、「内容を理解しているか」の聞き手の反応を見ます。
視線を外すところ
・ 「頭の中の映像を見るとき」や「資料を見るとき」「考えをまとめるとき」