会話 1
目次
☆よく会話している人は、脳年齢が若い
日頃から人と会話している人は、脳年齢が若い。
コンピューターを前に黙々と仕事をしている人は、脳年齢が高め。
脳の活性化に一番効果的なのは、「直接会って話す」です。
☆コミュニケーションがうまくいかない
話をするときに、言葉ばかり考えている人がいます。
言葉だけでなく、声の表現や表情などもうまく出さないといけません。
コミュニケーションがうまくいかない人は、とくに 表情をチェックしましょう。
同じ言葉を言っても、そのときの表情で違ってきます。
「こんにちは」を無表情で言う。
「こんにちは」を笑顔で言う。
感じがいいか、悪いかは、表情で決まるのです。
☆親しくなりたいなら、挨拶から始めよう
親しくなりたいなら、まず挨拶です。
会うたびに挨拶すると、その人との距離が近づきます。
顔見知りになったら、挨拶にさしさわりのないひと言を加えます。
「こんにちは、いい天気ですね」
少しずつ会話ができるようになります。
☆感じよく「こんにちは」が言えるように
会話は「こんにちは」からです。
感じよく「こんにちは」が言えるようになりましょう。
毎日、いろいろな場面で「こんにちは」を言うと、だんだんうまくなります。
感じよく挨拶ができると、会話もよくなっていきます。
☆会ったら、すぐに挨拶しよう
会ったら、すぐに挨拶しましょう。
なぜなら、挨拶は 時間がたてばたつほど、しにくくなるからです。
時間がたつと、どんどん話しかけにくくなるのです。
会って、すぐに「こんにちは」と挨拶しておくと、あとから話しかけても、不自然ではありません。
あとからでも、話がしやすいです。
☆「楽しそうに話ができる」が第一歩
「楽しそうに話ができる」が、会話上達の第一歩です。
会話がうまい人は、楽しそうに話ができます。
まず、これができるようにすること。
話し手が楽しそうに話をすると、聞き手も楽しい気分になります。
どんな場面でも、これでいいということではありませんが、会話上達には、まず楽しい雰囲気で話せるようになりましょう。
☆会話中シーンとして、気まずくなったら
目に入るものを話題にする
会話中、シーンとして 気まずくなったときは、目に入るものを話題にしましょう。
目に入るものをネタにすることで、沈黙の時間を減らすことができます。
(窓があれば、窓から見えるものを話題に)
「あの黄色いビルは、何ですか?」
(絵が飾ってあれば、その絵を話題に)
「あの絵は、誰の作品ですか?」
(相手の身につけているものを話題に)
「そのアクセサリー、素敵ですね」
(歩きながら、目に入るものを話題に)
「あの店 あんなに行列が、人気店ですね」
言葉で表現する練習をしよう
ふだんから、目に入るものを言葉で表現する練習をしましょう。
初めは スムーズにできなくても、だんだんできるようになります。
この練習で、会話もスピーチも上達します。
脳の活性化にもなります。
☆会話のリアクションで、最も大切なこと
①驚く 相づちは、しぐさとともに、少しオーバーにしましょう。 とくに、驚きの相づちです。 会話が上手な人は、驚くのがうまいです。 「へえ-」「うわっ」「おっ」「えーっ」「すごいですね」 |
②声を出して笑う 相手が面白い話をしたときは、声を出して笑いましょう。 声を出すがポイントです。 そのほうが、会話が盛り上がるし、相手もうれしくなります。 |
☆雑談で共有できると、親しみを感じる
相手と共有できると、親しみを感じます。
本題(仕事の話)に入る前の雑談で、共有できるようにするのです。
A「私は、小さい頃から、阪神ファンなんです」
B「阪神ファン、うれしいな、私も阪神ファンです」
共有は、趣味やスポーツ、出身地、何でもいいのです。
A「今日も、暑いですね」
B「本当に、暑いですね」(〇)
共有できないと、親しみを感じません。
A「今日も、暑いですね」
B「夏は、暑いのが当たり前です」(✕)
A「今日も、暑いですね」
B「私は、暑いの大好きなんです」(✕)
要するに「暑いですね」と言われたら、「暑いですね」と返すことが大切なのです。
☆雑談があるのは、人間関係が ・・・
メールやLINE、ネット会議が多くなっています。
そのため、雑談をする時間が減っています。
ただ、雑談は無意味ではありません。
雑談で、親近感や信頼感が生まれる
仕事の話をするだけでは、仕事の関係のままです。
雑談は、何でもないおしゃべりです。
しかし、それをすることで、どんな人かわかり、親近感や信頼感が生まれます。
雑談も、仕事の一部です。
雑談だからと、手を抜かないこと。
雑談も仕事も、同じようにします。
雑談で、心が通い合う
たわいのないおしゃべりで気持ちがほどけます。
雑談で、心が通い合うのです。
雑談で、親しくなるのです。
雑談は、時間の無駄ではありません。
雑談があるのは、人間関係がうまくいっている ということです。
☆相手が話に興味がないと思ったら
雑談をしていて、相手が話に興味がないと思ったら、話を変えましょう。
話に興味がないのに、聞いてくれる人もいます。
相手の反応から、話に興味がないと気づくことも大事です。
誰でも、自分の好きなことは話します。
会話をはずませるには、相手が関心のあることを話題にするのです。
☆雑談の苦手な人は、定番の話題から
雑談の苦手な人は、定番の話題から始めましょう。
定番の話題なら、ラクに会話を始めることができます。
それから、具体的な話題へと移ります。
(定番の話題)
「お天気」 「季節の話」 「ニュース」 など
とくに、「お天気」や「季節の話」は、誰にでもできる話題です。
何度もしているうちに、だんだん言い方が上手になっていきます。
「いやー、暑いですね」
「やっと暖かくなってきましたね」
「いい季節になりましたね」
「よく降りますね」